はちみつに含まれる栄養素



はちみつの成分 はちみつのの成分で最も多いのはブドウ糖と果糖です。その他、カルシウムや鉄など27種類のミネラルと、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールなど約150の栄養成分を含む栄養豊富なスーパーフードです。はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖は私たちの体に欠かせない栄養素です。
体内に摂取されたハチミツは、ブドウ糖と果糖となります。これはどちらも【単糖類】のため、体の中に入ると短時間で吸収されて、胃腸へ負担がかからずエネルギー源となります。そして、ブドウ糖と果糖は血管を通り肝臓に運ばれます。その後、筋肉に蓄えられ、筋肉の収縮のためのエネルギー源となるグリコーゲンになります。普通の生活では1時間あたり平均15g〜16gのブドウ糖を消費しています。スポーツの前には、エネルギー源となる炭水化物とともに、たくさんのグリコーゲンを蓄えておく必要があります。
マラソンや水泳など、激しいスポーツの前にはちみつ入りドリンクを飲むのは理にかなっています。また、体調を崩している時や疲れがたまっている時にも、効率よく栄養を吸収し、短時間で効果的な回復が期待出来ます。
はちみつに含まれるビタミン
はちみつはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなど、約10種類のビタミンが入っています。ビタミンには少量で効果のある「活性型」と大量でなければ効果のない「不活性型」があります。
はちみつに含まれるビタミンのうち、なんと92%が「活性型」ビタミンです。その多くを占めるのがビタミンB1、B2、B6、B12などのビタミンB群です。ビタミンB群は疲労物質である乳酸の燃焼に寄与するため、「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。ビタミンB2 B6には細胞の再生を促す効果や、皮膚や粘膜を保護する作用もあります。
はちみつの効果効能
はちみつの美容効果
はちみつの主成分は糖ですが、それ以外にもさまざまな栄養素が含まれています。そのなかで注目したいのは「アミノ酸」と「ポリフェノール」です。
アミノ酸は、肌の天然保湿因子といわれています。肌の水分保持をする役割があるため美容にとって重要な成分といえるでしょう。またポリフェノールは抗酸化作用が強く、そのアンチエイジング効果が期待されています。体の中で起きる酸化はシミやシワなどの原因となりますが、ポリフェノールにはこの酸化を抑える働きがあるのです。
美白効果も期待できるため、見た目の若々しさにも欠かせない成分になります。
健康効果
疲労回復
はちみつ甘みのもとになっている、ブドウ糖やスクロールは消化に時間がかからない為、腸からすぐに栄養が補給され、即効性のある疲労回復が期待できます。
胃腸にも負担がかからないので、効率よくエネルギー源として使用できるので、激しい運動の後の糖分補給にもおすすめです。
風邪の予防
ビタミンやミネラルが豊富に含まれるはちみつは、風邪の予防に効果的です。はちみつのもつ殺菌・抗菌作用によって細菌の増殖を抑えることがきるので、喉が痛い時や口内炎にも有効です。また、子供の咳止めに有効という研究結果も出ていて、夜間に子どもの咳がひどいとき、ティースプーン1杯程度のはちみつをお湯に溶かして飲むことで収まることがあります。
ダイエット効果
はちみつに含まれるアミノ酸の中には、脂肪燃焼を促すものがあります。アミノ酸を摂ると代謝が上がり、効率的に脂肪を燃焼することが可能です。
さらに、はちみつは他の甘味料に比べて、カロリー、糖質、GI値ともに低く健康的な甘味料といえます。砂糖の1/3の量で同等の甘みが感じられるので、摂取量も抑えることができます。